これが剣道の技の種類と一覧(一般的な技編)、動画案内つき

これが剣道の技の種類と一覧(一般的な技編)、動画案内つき

剣道の技は数多くの種類がありますが、大別すると「仕掛け技」と「応じ技」の二つのカテゴリーが存在します。

いずれも攻撃のための技であり、「受け」のみという概念がないのが剣道の技を特徴づける大きな要素となっています。

「受ける太刀は返す太刀」という言葉があるように、原則的に相手の攻撃に対してはすべての場合において反撃のカウンター技を使えるようになっています。

剣道の技を一般的に使われる技として仕掛け技と応じ技に分類したときの全体像、一覧はこうなります。

  • 仕掛け技

    1. 二三段の技(二段三段の技)
    2. 払い技
    3. 巻き技
    4. かつぎ技
    5. 引き技
    6. 片手技
  • 応じ技

    1. 返し技
    2. すり上げ技
    3. 打ち落とし技
    4. 抜き技
    5. 出ばな技(出鼻技、出頭技)※

※出ばな技は仕掛け技として分類されることが多いですが、ここでは応じ技として扱っています。詳しくは後述します。

それぞれの技に関しては以下のとおりです。動画付きの解説記事へのリンクなどを含め、解説していきます。

仕掛け技

「仕掛け技」はこちらから能動的に発動する技のことです。

相手の防御を崩したり、間をはずしたりして「先(せん)」をとる技法で構成されています。

二三段の技(二段三段の技)

いわゆる連続技を指しています。

「小手・面」「小手・面・胴」など、素早い連撃で防御が追いつかなくなった部位を捉えます。

詳しいやり方や具体的な攻め方、などはこちら。

剣道、二段三段の連続技のパターンとコツ

剣道の連続技のパターンは実にさまざまな種類がありますが、そのなかでもよく見られる、または有効なパターンに関してお伝えします。剣道では、こちらから能動的に仕掛ける技を「仕掛け技」と分類しています。そんな仕掛け技の中でも、素早い竹刀さばきで剣道らしい特徴を感じさせるのが「二・三段の技」です。複数の打突を組み合わせた連続攻撃

払い技

相手の竹刀を払い、中心線の防御を崩して打ち込む技です。

表から払う場合と、裏から払う場合とがありますが、いずれも動作としては「払い上げ」の形となります。

剣道で払い技を決める4つのポイントと打ち方のコツ

剣道の仕掛け技の1つである「払い技」。どうすれば、うまく試合で決めることができるようになるのでしょうか?剣道では、こちらから能動的に攻撃していくタイプの技を「仕掛け技」と分類していますが、だからといって、やみくもに打っていっただけではまず有効打突にはなりません。特にお互いに中段、つまりは相中段での攻防では、中心に位置す

巻き技

相手の竹刀に自分の竹刀を巻き絡めるようにして大きく中心線の防御を崩し、打ち込む技です。

「巻き落とし」と「巻き上げ」の二種類があり、いずれも表・裏の両方で行えます。

剣道の巻き技(巻き上げ・巻き落とし)はこうして決める!ポイントと動画

竹刀を握る手の内は柔軟かつ強靭であることが求められるもの。剣道の技のなかには、特に竹刀をやわらかく握っておかないと使えない技、というものもあります。それが「巻き技」です。手の内のやわらかさを最大限に発揮するのが「巻き技」で、仕掛け技を行う際の「崩し」の一種として使われてきました。剣道における巻き技は「日本剣道形」にも、

かつぎ技

自分の竹刀を大きく左肩にかつぐようにして攻め、相手が怯んで防御反応を起こした隙を捉えて打ち込む技です。

「間(ま)」をはずすという捨て身の大技であり、多用はできないとされています。

剣道のかつぎ面で一本取った動画から分かるかつぎ技のやり方

剣道ではこちらから能動的に攻撃を繰り出す「仕掛け技」といいますが、その際のポイントの1つは相手の竹刀をいかに無力化するかです。相手の竹刀が中心線にあって自分の侵入をさまたげているような場合、相手の竹刀をどのように無力化したらいいでしょうか?その方法として払い技、巻き技、連続技(二段三段の技)で防御のロスをついたりと色々

引き技

鍔迫り合いの体勢から、下がりながら打ち込む技です。

「面」「小手」「右胴」「逆胴」に対して行います。

剣道の引き技、5つの崩しポイントと引き面、引き小手、引き胴の動画

剣道の引き技、5つの崩しポイントと引き面、引き小手、引き胴の動画剣道ではお互いに間合いをとった状態から試合が始まり、攻防が行なわれます。しかし、状況によってはゼロ距離にまで密着した状態になることがあります。「鍔迫り合い(つばぜりあい)」ですね。真剣であればお互いに非常に危険な間合いとなるため、現代剣道でも正しい攻め合い

片手技

文字通り、片手で相手を打つ技です。

ほとんどの場合では左片手で行い、「右面」や「突き」などを狙います。

また、「上段」の構えからは左片手で打ち下ろすのが基本戦術となります。

剣道の片手技のコツを片手突き、片手面で一本とった動画つきで解説

上段や片手上段、または二刀流、二刀の構えなどは最初から片手打ちをすることが前提ですが、諸手の中段構えからでも片手の技を使うことができるのです。ですが、中段の構えであっても片手技を出せるようにしておくと、それだけ攻めのバリエーションが増えますから身につけておきたいものです。ここでは、そんな片手技について解説します。片手技

応じ技

「応じ技」は相手が打ってきた瞬間、または打とうとする瞬間にその攻撃をかわす、返す、先制する、等の方法で反撃するものです。

いわゆる「後の先(ごのせん)」の技であり、いかに相手の打ちを引き出すかという駆け引きが重要になります。

返し技

相手の打ちを「受け返し」て、そのまま空いた部位に打ち込む技です。

竹刀の軌道が大きくなりがちですが、十分に引きつけた状態だと回避が困難となる豪快な技です。

ほとんどの場合、竹刀の表側で返します。

剣道、6つの返し技で一本取るためのコツと説明を動画つきで

剣道の応じ技の1つ返し技。うまく決められればいいのですが、間合いが詰まってしまって打てない、なかなか有効打突にならず一本取れない。あるいは、返したはずが相手に一本とられていた……。ということもよくあること。そこで、ここでは剣道の応じ技の1つである返し技に関して、やり方、一本を取るコツを動画とともにお伝えします。返し技と

すり上げ技

相手の打ち込みを竹刀の鎬部分ですり上げ、その軌道のまま打ち下ろして打突部位を捉える技です。

流れによって表からすり上げる場合と裏からすり上げる場合とがあります。

剣道の応じ技、すり上げ技を決めるには? 最も簡単にできるすり上げ技はこれ

剣道の応じ技のなかには、「かわす」「返す」「打ち落とす」といった動作のほかに「相手の攻撃の軌道をそらす」という系統の技法があります。そんな技のなかでも鎬(しのぎ)を使って相手の打ち込みをそらすのが「すり上げ技」です。竹刀を用いた技術のなかでももっとも「剣術らしい」といわれる、そんなすり上げ技について解説します。すり上げ

打ち落とし技

相手の打ち込みを竹刀で打ち落とし、防御が空いた打突部位を捉える技です。

連続技の二段打ちの要領で行うものと、ほぼ一拍子でカウンターをとるものとに分けられます。

特に「面打ち落とし面」は古流剣術である「一刀流」の極意技、「切り落とし」に通じるものとして「究極の後の先」と呼ばれることもあります。

剣道、打ち落とし技を決めるには? 比較的決めやすい打ち落とし技とその解説

剣道の応じ技のなかには、相手の太刀筋そのものを迎撃したうえで反撃するというタイプの技が存在します。攻撃そのものを無力化されるため、相手にとっては厄介なカウンターとなるこれらの技を「打ち落とし技」として分類しています。打ち落とし技は竹刀のどの部位で打ち落とすのか、足さばきはどうしたらいい? タイミングは? など難しさもあ

抜き技

相手の打ち込みに対して、竹刀を振り上げたり体さばきを行ったりしてかわし、空いた打突部位を捉える技です。

技が決まれば、相手にとっては「空振り」の状態となるため隙が大きくなり、一本を決められる確率が高くなる技でもあります。

【動画あり】剣道の抜き技(面抜き面、小手抜面、面抜き胴)のコツと決め方

剣道ではこちらから能動的に攻撃をしかけるものを「仕掛け技」、そして相手の攻撃をかわしたり返したりしてカウンターをとる技を「応じ技」と分類しています。ここでは、応じ技のひとつである抜き技に関してお伝えします。抜き技は面抜き小手が代表的ですが、他にもバリエーションはありますし、抜くタイミングが分からない、コツやポイントを知

出ばな技

相手が打突を行おうと動作を起こした瞬間、機先を制して打ち込む技です。

出ばな技は仕掛け技に分類されることが一般的ではありますが、ここでは応じ技として扱っています。

見た目にはこちらから先手を取って打ち込んだように感じられることもありますが、あくまで相手の出てくる瞬間(出ばな)を捉えるためです。

剣道の出ばな技(出ばな面、出ばな小手)のコツと一本を決めた動画

剣道で相手を打ち込むチャンスというのはさまざまな状況があります。なかでも、技が発動するその瞬間、いわゆる「起こり」「出頭(でがしら)」「出ばな(出鼻)」などと呼ばれるタイミングが重要なものとして挙げられています。このような機会を捉えて打つ技を「出ばな技」と呼んでいるわけですが、なかなか慣れないうちは相手の次の動きがわか

まとめ

剣道の技は上記の分類から一定の規則性をもって組み立てられています。

しかし、理論上は可能であっても現実の打ち合いでは実現が困難な動作や、慣例的に一本と認定されにくい技もあるため、そのすべてを普段から練習しているわけではありません。

それでも技のバリエーションを増やして、臨機応変に対応できるように稽古することは剣道の幅を広げ、試合でもいざというときの大きな武器となるでしょう。

こうした技を使う局面、初心者向けの技、まずは身につけたい技など、実践的な内容はこちらをどうぞ。

剣道の試合で状況に応じて使い分けると効果的な技一覧

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