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剣道の試合、上段の相手はこの6つの攻め方をすると嫌がる

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剣道の試合、上段の相手はこの6つの攻め方をすると嫌がる

上段の選手との試合が苦手……という中段の選手は多いもの。特に初めて上段の選手を相手にしたときには、泣きそうになった……という剣士もいるほど。

剣道の基本の構えといえば「中段」ですから、ほとんどの場合が中段構え同士による「相中段」で剣道の試合は進行します。

多くの技(※)も原則的には相中段を想定して組み立てられており、普段の稽古でもその動作が中心となります。

※一般的な技の一覧はこちらにあります。

これが剣道の技の種類と一覧(一般的な技編)、動画案内つき

剣道の技は数多くの種類がありますが、大別すると「仕掛け技」と「応じ技」の二つのカテゴリーが存在します。いずれも攻撃のための技であり、「受け」のみという概念がないのが剣道の技を特徴づける大きな要素となっています。「受ける太刀は返す太刀」という言葉があるように、原則的に相手の攻撃に対してはすべての場合において反撃のカウンタ

ですから上段への苦手意識を持つ人がいても無理はないでしょう。

しかし、高校生以上では「上段」に構える剣士もいますから、上段の選手と試合をしなくてはならないこともあります。

そこで、ここでは中段の剣士が「対上段」としてどんな攻め方があるのか? について、解説したいと思います。

対上段の基本、「平清眼の構え」

中段の構えで上段の選手を相手にする場合、通常とは異なる「対上段用中段」とも呼べる変形の構えをとるのがセオリーです。

竹刀をやや右に開き、剣先の延長線を上段構えの左小手につけるという構えで、日本剣道形五本目における仕太刀の構えに相当します。

ごくわずかな変化ではありますが、これによって上段の構えからすると中段の面と小手への防御が飛躍的に堅くなります。上段の選手に「攻めにくい」と感じさせることができます。

まずは一方的に打たれないための、このような平清眼の構えをとりましょう。

こちらの動画を見るとイメージがつきやすいと思います。少し見にくいとは思いますが、剣先の向きが相中段のときと違うのことが分かるでしょう。


第56回全日本剣道選手権大会の決勝戦。上段の正代選手 VS 中段の若生選手

上段に対しては両小手と突きを中心に攻める

中段の選手にとっては、対上段でもっとも近い打突部位は「左小手」になります。

ですから、左小手の攻めを手がかりにして戦いを進めていきます。その一方、左小手の奥の「右小手」も有効な打突部位です。

また、突きもがら空きになるポイントですので、両小手と突きというのが対上段の攻め方のポイントになります。

以下、両小手の攻め方と突きの攻め方についてです。

上段の左小手、右小手を攻める

そこで、平清眼とは逆方向に竹刀を開き、左足を出して剣先を右小手につける「霞」という構えもあります。しかし、霞の構えはどちらかというと防御的な要素が強い構えです。

構えというのは最初から最後まで同じである必要はありませんから、終始霞の構えをとるのではなく、戦局に応じて霞の構えを織り交ぜるといった使い方が多いようです。

こうした、左・右と連続で小手を打つような攻め方は上段の選手にとっても嫌なパターンで、攻め崩すための手がかりとして多用されます。

上段の選手の突きを狙う

また、上段の構えでがら空きになっている「突き」も有効な攻め口です。

リーチで負けないように片手突きを効果的に使用することで上段選手の出足と闘志をけん制する作用があります。

ただし、注意点もあります。突きを見切られてしまうと、こちらがまともに反撃を受けてしまいます。しっかりと集中力を保って「気攻め」も心がけることが重要です。

フットワークを使って足さばきで攻める

対上段には足を使ってとにかく「動く」こともひとつのセオリーです。

そのときのフットワーク、足さばきのポイントは、自分にとっては右方向へ、つまり相手の左小手の外側へ向かって回り込むように移動するのが良いとされています。

相手の死角へと入り込みながら、打突のチャンスをうかがうという方法といえます。軽快なフットワークを武器にした戦法です。

正面からじりじりと攻める

先ほどのフットワーク、足さばきの方法とは逆の方法もあります。左右にはほとんど動かず正面からじりじりとプレッシャーをかけながら間合いを詰め、一撃必中を狙う方法です。

間合いの詰め方に関してはこちらをどうぞ。

剣道の間合いの取り方がうまい人、へたな人の3つの違い

どうも間合いの取り方が分からない、どうやって間合いを詰めていったらいいかわからなくなっきた……。他にも、身長差があって自分とは間合いが明らかに違うだろうと思える相手や、よく動く相手との間合いの取り方が難しいとか、逆に相手が動かなすぎてペースを乱されてしまって間合いも取れない、間合いを詰めると下がられるなど、間合いの悩み

正面からじりじりと攻める場合、上段からの攻撃を確実にさばく、受けるなどして防御の堅さを相手に警戒させ、「攻めあぐねさせる」ことがポイントです。

中段対上段の戦いでは、初撃で打ち込める箇所はお互いに限られています。相中段のように竹刀同士での物理的な攻防はできませんから、「体攻め」と「気攻め」の強さが明暗を分けます

思い切った技で、最初から一本を決めるくらいの心づもりで臨むことが大切です。

気持ちで絶対に負けず、果敢に攻める

上段の構えをとる選手はたいていが身長が高く、片手で打ち下ろしてきます。そうした、中段が攻撃できない間合いから一方的に技を仕掛けることもあります。

高速で振り下ろされる竹刀は中段の選手にとって怖いもの。体格差があればなおさら怖く感じることもあるでしょう。

だからこそ、「火の位」と呼ばれる上段に決して気持ちで負けないという強い意思が必要となります。

一瞬の躊躇やおびえが勝敗を決する要因になることはあなたもすでに経験されているかと思います。対上段では特にそれがよく出てきます。

上段も決して優位なわけではなく、捨て身の気概で戦っているのです。

ですから、気持ちを強く持って果敢に攻め、精神的な優位性を与えないことが攻略のポイントになります。

まとめ

普段から上段の選手と稽古をする機会がない人は、なかなかその対策がしづらい面があるかと思います。

どんな相手と戦う場合もそうですが、その技の特徴をよく理解して攻略法を研究しておくことが重要です。ですから、まずは場数を踏んで対上段戦に慣れる必要があります。

出稽古や合同稽古などで上段選手と立ち会える機会があれば、積極的に稽古を申し込んで手合わせをするよう心がけましょう。

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