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【保存版】剣道の竹刀の種類や名前の総まとめ

用具 竹刀
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【保存版】剣道の竹刀の種類や名前がバラバラなのでまとめました

竹刀にはさまざまな種類があります。形の違い、長さの違い、竹の違い(材質の違い)といったいろいろな違いがありますが、剣道具店によって基準がバラバラ……。どんな種類があるか分かりにくい……と思いましたので、竹刀がどういう分類で分かれていてどんな特徴があるのかをまとまめした。

選び方という観点からいうと、人によってさまざまなので、これがいいとは言えませんが、特徴が分かれば選択しやすいのではないかと思います。

竹刀は形と素材の2つで分類すると分かりやすい

竹刀にはいろんな分類方法があると思いますが、竹刀の形と素材という2点で考えると分かりやすくなると思います。

  1. 竹刀の形
  2. 竹刀の素材

この2点が把握できれば、竹刀の種類や名前を見て、どんな竹刀かが分かるようになると思います。あとは柄革や先革、鍔などをつけていない状態の竹刀の名称も知っておくと理解が進むと思います。なお、図で「ちくとう」としているのは、竹刀のSG基準でそうした呼び方をしているためです。

ちくとうの各部位の名称(四ツ割の竹)
四ツ割竹を契りで組んだ竹刀、「ちくとう」の部位名称

あと、竹刀がつくられる工程に関心があるなら、職人さんがどうやって竹刀を竹から作っているかをまとめた映像がありますので、こちらも見ておくといいでしょうね。

竹を6〜8枚に割るところからどうやってつくっているかが分かります。

では、以下、詳しく見ていきましょう。

竹刀の形はこの5種類で分ける

竹刀の形の違いは細かく分類するとたくさんあります。

竹刀全体的な捉え方で普及型や実戦形といった言い方で区別することもありますし、柄の形や長さで区別することもあります。ほかもに、刀身や柄の少し上の部分にあたる張節という部分の形状なども違いのポイントとしてあります。

それらをまとめますと、次の5つが主になります。

  1. 柄の形
  2. 柄の長さ
  3. 柄の太さ
  4. 刀身の形
  5. 先の太さ

これらを組み合わせることもありますので、いろんな種類がたくさんあるというわけです。

複雑に考えると選びにくいですから、竹刀を選ぶ上では、重心の位置(感じる重さ)と握りやすさをポイントにします。重心に関しては、柄の長さ、刀身の形、剣先の太さが関わり、握りやすさは柄の形に関わってきてます。

竹刀の柄の形

竹刀の柄形状の種類
竹刀の形による種類

柄の形は大きく次の4つあります。通常は円形になりますが、握りやすさなどを考慮して他の形も用意されています。

  1. 一般型(円形)の柄
  2. 小判型の柄
  3. 八角型の柄
  4. 八角小判型の柄

一般型(円形)の柄

一般型な柄の形は円形です。これを基準として他の種類を見ていきましょう。

小判型の柄

小判型は、木刀と同様に縦長の楕円形となった柄で小判のような形をした柄です。

その形の特徴から竹刀を横握りしにくくなり、小さな子供や初心者が手のうちを覚えるのに良いという人もいます。初心者でなくても使っている人はいますので、好みにはなります。

ただ、小判の形にするために上下と左右の竹の形を変えています。ですから、竹が割れたときなどに組み直しにくくなりますので、経済的ではないというデメリットのある竹刀となります。

八角型の柄

柄が八角形の形になっているのが八角型の竹刀です。八角型と小判型の中間である八角小判型というのもありますので、それに対して正八角型と言われることもあります(普通は同じ意味で使われているはずですが、剣道具の取扱店で名称が変わるのでなんとも言えません)。

八角形になっている分、一般型(円形)よりも角がありますから指がかかりやすくなり、しっかりと握れるという感覚を持つ人もいます。また、しっかりと握れる分、打ったときに竹刀を絞りやすいという人もいます。

八角小判型の柄

八角型をもっと小判型に近づけた柄の形です。小判型の特徴と八角型の特徴を組み合わせたものになります。

とはいえ、物理的に違うものを組み合わせても都合よく両方の良い特徴だけを兼ね備えることはできませんので、感覚的な話にはなりますが、握りに違和感があったり感覚が敏感だという場合にはいろいろと試してみるのはいいと思います。

竹刀の柄の長さ

竹刀の柄は形だけでなく長さも種類があります。

ただ、柄長型という言い方はしませんので、一般的な柄の長さか短い柄短(つかたん)の竹刀かの2つに分けられるのが普通です。

  1. 柄短
  2. 一般の長さ

柄の長さは竹刀コントロールに影響します。以下、もう少しく見ていきます。

柄短型

柄短になるとその分小さな動きがしにくくなりますが、それだけ右手が手前に来るということでもあります。

ですから、その分、右手を伸ばしやすくなりますから反対に大きな動きには向いています。構えたときに右手に余裕がないなと思う人は柄短を試してみるといいかもしれません。

一般の長さ

柄短に対して一般の長さの柄ということで対比として載せます。

柄短より柄が長いという意味でいうと、柄が長いとその分、右手が剣先に近づく形になり竹刀が軽くなります。ですから、小さく細かく打つということがやりやすくなります。コンパクトな小手を打つ、機敏に動くという場合には柄が長いほうがいいということになります。

竹刀の柄の太さ

竹刀の柄の太さによる種類

柄に関しては形と長さに加えてもう1つの要素があります。それが太さです。柄の太さによって竹刀を握った感覚は変わりますから、太いか細いか普通かという3つの種類があります。

  1. 柄太型
  2. 柄細型
  3. 一般的な太さ

柄太型

柄が太いのが柄太型の竹刀です。柄が太いということはそれだけ手元に重心が近くなるということになります。

また、太い分、持ちごたえがしっかりしていて一度使ったら柄太から離れられないという人もいるようですが、一方で使いにくいと感じる人も。筋力(握力)があまりないと、疲れやすいと感じる人は多いようです。

もっとも、手の大きさにもよりますから、握りやすいかどうかがポイントにはなります。

柄細型

手が小さくて普及型だと握りにくいという人に支持されているのが柄細型です。柄が細い分、重心は柄太に比べて柄に近くはなりませんが、しっかりと握れる点が好まれることがあるようです。こちらも手の大きさにもよりますから、握りやすいかどうかも影響があります。

一般的な太さ

ちょうど中間の太さです。剣道具店によりますが、特に記載がないような場合には一般型と考えていいと思います。

刀身の形(張節の形)

竹刀の刀身の種類
刀身の形状による種類(上から順に「胴張型」「一般型」「古刀型(直刀型)」)

刀身の形というより、竹刀の張節の形といったほうが正確かもしれません。張節というのは最も太くなっている部分ですね。

大きく次の3つの種類があります。これによって竹刀の重心が変わってきますので、竹刀を持って構えた重さ感覚が変わります。

  1. 胴張り型
  2. 一般型
  3. 古刀型(直刀型)

胴張型

柄の少し上の張り節という位置を太くすることで重くして、重心が手元に近くなるように作られた竹刀です。持ってみると軽く感じます。

速く打てるようになりますので、試合用に使う人も多いようです。若い人は力も体力もありますから、どんどん攻める人を中心に好まれる竹刀です。

一般型

胴張り型と古刀型の中間です。後述する普及型の竹刀はこの一般型になると考えて差し支えありません。

古刀型(直刀型)

全体的に太さが均一になっているのが古刀型です。直刀型とも言われます。手元よりも先が重くなります。

胴張り型と比べると竹刀の先に重心がありますので重くなり、速い打突はしにくくなりますが、応じる際には使えますので、応じ技に重きを置くような熟練の方が使うケースはよくあるようです。

竹刀の先の太さ

竹刀の先の太さによる種類

竹刀の柄ばかりでなく先の太さも種類があります。といっても先太というのは見かけませんので、普通か先細かの2つになります。

  1. 先細型
  2. 一般的な太さ

先細型

竹刀の先が細くなる分、重心が手前に来ます。ですから、普通の竹刀とくらべても竹刀が軽く感じられ、細かい動きや速い動きがしやすくなります。

なお、胴張りと組み合わせることで、より一層軽く感じるようになります。そうした竹刀は後述のとおり、実戦に向いているということで、実戦型という呼ばれます。

一般的な太さ

特に表記がなければ先は普通の太さということになります。

その他の分類

竹刀の種類を決めるには、さまざまな要素があるわけですが、竹刀全体を通した形で分類することもあり、それが次の2つです。

  1. 普及型
  2. 実戦型

普及型

老若男女、初心者から長年剣道をやっている人まで幅広く使われている竹刀です。試合で使う人もいますが、稽古用だけに使う人もいます。柄が太いとか細いとか、あるいは長いとか身近というのは、通常、普及型と比べての話です。

実戦型

実戦型は手元に重心がくるように作られており、剣先も細くなっています。ですから、胴張り型よりも、よりいっそう手元に重心が来ることになりますので、その分、竹刀の操作がしやすくなります。速い打突もやりやすくなります。

竹刀の素材による違い(竹の種類、竹以外の素材)


竹刀の素材そのものと、その選別方法、グレードの違い

竹刀の材料として使われるのは一般的に竹ですが、竹にも者類がありますし、竹以外の素材が使われることもあります。また、素材の加工やグレードの違いもあります。

そのうえ、竹刀の素材も剣道具店によって扱いや説明がさまざま……。

ということで分かりにくいと感じる人も多いようですので、竹刀の素材という面から整理してまとめてみました。

竹刀の素材に関しては、次の2つの観点から分類すると分かりやすいと思います。

  1. 竹刀に使われる素材による分類
  2. 素材の加工や選別法による分類

竹刀に使われる素材による分類

竹刀に使われる素材は大きく、次の3つです。

  1. 桂竹(けいちく)
  2. 真竹(まだけ)
  3. カーボン

バイオ竹など他の素材もありますし、カーボンはあまり使わませんので、大半が桂竹か真竹かと思います。

それぞれ見ていきましょう。

桂竹を使った竹刀

最も普及しているのが桂竹の竹刀です。一般的に桂竹の竹刀を使うのがほとんどでしょう。初心者なら迷わず桂竹の一般的な竹刀でしょう。

真竹と比べると繊維の密度が小さく、硬くなります。その分、長持ちしやすくなりますが、ささくれが立ちやすくなります。ささくれが立ちやすいのは、大半が台湾産で輸入する際に、検疫の関係から煮沸させて急速乾燥させる影響で竹が持つ本来の水分や油分がなくなってしまうから、という理由があるようです。

真竹を使った竹刀

真竹は高級な素材で竹の繊維がしっかりしており、割れにくい素材です。弾力があってしなりがあると言われます。打ったときの感覚が良くて真竹をずっと使う人もいるようです。

あまり数がなく、たいていは高額になります。

カーボンを使った竹刀

カーボンはとても丈夫で壊れにくく、手入れもほとんどしなくてよくてラクなのですが、なんといっても高価です。小学生用なら1.5万円くらいからあるようですが、大人用なら2万円はします。

加えて竹より重くなりますし、打ったときの衝撃が伝わりやすく、打たれた相手も痛いし、打った側もダメージがあるというデメリットも。感覚も竹とは違っており、あまり好まない人が多いようです。

素材の加工や選別法による分類

そして、桂竹や真竹の中でも、さらにどんな竹を使うか? ということで次の種類があります。

  1. 上製
  2. 青竹
  3. 燻竹

上製

上製(じょうせい)というのは、良いものだけを選んだという意味ですから、上製と書かれた竹刀は状態の良い選りすぐりの竹を使っているということです。ですから、桂竹の上製、真竹の上製といった形で存在します。

要は、より良い素材を使っているということですね。同じ竹でも、グレードの高い竹を使っているといってもいいでしょう。

青竹

竹刀に使われる竹は乾燥させた竹というのは言うまでもないと思いますが、その乾燥のプロセスが一般的な竹とは違うのが青竹です。

竹刀に使われる竹は、切ったらすぐに加工するわけではないのは言うまでもないと思います。乾燥させて竹刀として加工できる状態になってから使われます。

その際に、人工的に乾燥させればより早く加工ができますから、通常は、そうした形で竹刀をつくっています。その分、竹にとっては無理をさせられるような形にはなると思いますが、早く竹刀に仕上がります。

一方、青竹は、人工的な工程を経ずに日陰で自然乾燥させます。竹を無理なく乾燥させることができますので、素材としての質も変わってきます。その分、手間がかかりますから値段も跳ね上がりますが。

ただ、質の違いが出るとはいえ、使い勝手は人それぞれですので、青竹より普通の竹がいいという人もいるでしょう。

燻竹

燻製させた竹を使った竹刀を燻竹(くんちく)の竹刀と呼びます。

燻製させることで竹が丈夫になると言われます。色が濃い茶色になっているのと匂いも特徴です。

もし、竹刀がよく割れるという場合には素材を変えてみるのも手ではあると思います。ただ、竹刀の振り方の問題であることが大半だと思いますので、道具のせいにする前に自分の技術を見直すのが先決かもしれませんね。

竹刀だけでなく竹はさまざな用途で使われますが、竹の加工業者の話によると竹の特性上、燻製にするのは真竹がほとんどだそうです。

組み合わせがあるのでたくさんの竹刀が存在する

竹刀の種類はルールや決まりが厳密にあるわけではありませんので、店や人によってさまざまです。統一感をあまり感じません。さらに、剣道具店よって独自の商品名がついていることもあり、ますます分かりにくくなってしまっている感があるように思います。

ただ、ここでお伝えした、形と素材という大きく2つの観点で見る、さらにそれぞれの分類で見る、ということを知っておくと整理できると思います。

それぞれが組み合わさることで、さまざまな種類の竹刀があるということがわかると、竹刀選びもしやすくなるかとも思います。

結局何を選べばいいのか?

以上が、竹刀の種類、分類のまとめです。

たくさんあってよく分からなくなったという人もいるかもしれませんが、人それぞれありますので一概に、これ! というのは残念ながらいえません。自分にあった竹刀を試行錯誤して見つけていくしかないと思いますが、こうした分類を知っているとそれもしやすくなるかと思います。

なお、初心者なら自分の体に合った長さの竹刀から普及型の桂竹素材で安価なものを選ぶのが無難かとは思います。握りが横握りになってしまうようなら、小判型や八角小判型の柄を選んでもいいと思います。

慣れてくるといろんな竹刀を試したくなると思いますので、状況に応じて選んでいきましょう。

なお、その他、竹刀に関する記事はこちらですので、参考にしてみてください。

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