剣道着、袴を畳む方法、洗濯、アイロンがけのやり方

剣道着、袴を畳む方法、洗濯、アイロンがけのやり方 ちょっと良くするアイデア

剣道着や袴はジャージ素材やテトロンなどであれば、そこまで気にすることな扱うことができますが、綿になると話は変わってきます。

しわになりやすいですし、稽古の度にしっかりとたたまないとヒダが広がってしまったりと慣れないと扱いが難しいでしょう。また、藍染のものなのでお洗濯の際に他のものと一緒にお洗濯してしまうと色が移ることがあります。特に最初の頃は稽古後には体も青くなってしまうほど。

なお、藍染の道着や袴は色落ちしにくくするためにたいていの場合、最初にこうした色止めという作業をやります。
子供の剣道着・袴の選び方と藍染綿袴の色止めの方法

このページでは、たたみ方や洗濯、アイロンがけといったメンテナンス面の内容をまとめます。

道着、袴のたたみ方

まずは道着、袴のたたみ方からです。稽古が終わった後にしっかりとたたんで気持ちよく帰れるようにしたいものです。

道着のたたみ方はこの動画が分かりやすい

綿に限らずこうしたたたみ方ができると整っていてきれいですからうまくできていない場合には、こちらの丸亀武道館一心会さんの動画を参考にしてみるといいでしょう。動画は途中から袴のたたみ方になりますので、そのまま見ていただくと袴のたたみ方も分かります。

袴のたたみ方はこの動画が分かりやすい


道着のたたみ方と同じ動画だが、こちらは袴のたたみ方から再生されるようにしてあります

袴も丸亀武道館一心会さんの動画が分かりやすいと思います。紐のたたみ方は出世だたみというやり方であり、剣道では男女変わらず一般的なたたみ方だと思います。

ヒダを整えるところから知りたいという場合には、こちらの京都武道具店さんの動画が参考になると思います。

基本的にはヒダをそろえて3つか4つに折って、最後に紐を出世だたみというやり方にするとキレイにたためるということですね。

道着、袴の洗濯方法

続いては道着や袴の洗濯の方法です。素材によって変わってきますが、特に注意したいのは綿ですね。他のテトロンやジャージ素材などは特に気にすることはあまりないと思います。

綿の道着と袴に関しては手間暇を考えた上で3つのやり方をご紹介しますので、参考にしてみてください。

テトロン、ジャージ素材などの化学繊維でできた袴や道着は通常の洗濯ができます

ジャージ、ドライ・メッシュ、テトロンなどの化学繊維製品は通常の洗濯でOKです。洗濯時は素材に関係なくきちんと畳んでネットに入れてからですよ。

綿袴もそうですが袴は洗濯後、両脇にあるループを使って吊るし干しすれば袴自体の重みである程度はシワが伸びるのでアイロンがけが楽になります。

綿の道着、袴を手洗いする方法

綿の道着と袴の洗濯方法は、洗剤を使わずに押し洗い、踏み洗いをするのが基本的なやり方です。こちらの武州一さんの動画が分かりやすいと思います。

綿の道着、袴を洗濯機で洗う方法

袴が痛まないようにするためにちょっと一手間かかりますが、この方法だと洗濯機で洗って終わりですし、アイロンがけ不要となるようですから、押し洗い、踏み洗いが手間だという人には良い方法だと思います。

注意点がありますので、動画の中から抜粋しておきます。

  1. 色移りしの恐れがあるため他のものと一緒に洗わないようにする
  2. 水位を高くして洗う

藍染の道着、袴でも10分もかからずに終わる簡単な洗い方

最も手間がかからないと思えるのがこちらの方法。たたんで家に持ち帰ってきた道着、袴をそのまま専用の洗剤の入った水に3〜5分浸け置きするだけで汚れもニオイも落ちます。その後、すすぎと脱水をして乾かせば終了です。

いちいち押し洗い、踏み洗いをしなくても化学の力を使って洗濯してくれます。

専用の洗剤は、藍きれいという商品があります。面倒な洗い方はしたくないという方にはお勧めです。定価は3400円(税抜)と洗剤にしては高く感じるかもしれませんが、60回使えますから消費税や送料を考えても1回あたり70円くらいで済むかと思います。

実際にどうやって洗うかの解説はこちらの動画のとおりです。

手間をかけて洗う時間を考えたらこの方法がいいという人は、高い買い物ではないと思いますので、試してみるのもいいと思います。

なお、洗濯機での脱水は傷みの原因になりますので短くするのがいいです。先ほどの洗濯機を使った洗い方でも解説があったとおり、洗濯機での脱水は1分ほどで十分かと思います。

道着、袴のアイロンがけの方法

そして、次にまた着る際に気持ちよく着れるようにするためにもアイロンがけをしておくといいですね。

アイロンがけのやり方としては中温にすることと当て布をすることだけ気を付ければ大丈夫です。面の下に着ける手拭いを使うとよいでしょう。面倒かもしれませんがヒダも全てきれいにかけてくださいね。

なお、昇段審査の際などには“着こなし”という項目もありますから、注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました