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剣道の試合で勝つための流れの引き寄せ方と主導権の握り方

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剣道の試合で勝つための流れの引き寄せ方と主導権の握り方

剣道に限らず、運動競技においては試合で勝つために「流れ」を引き寄せること、そして戦局の「主導権」を握ることが重要となります。

いずれも自身が優位に試合を運ぶためのポイントですが、最初からそういった流れや主導権を握れるとは限りません。

むしろ、不利な戦局からどのように状況を巻き返し、自身にとってよい流れへと変えていくかという点も大事なテクニックとなります。

ここでは、剣道における「流れ」の引き寄せ方と「主導権」の握り方についてお知らせしたいと思います。

自分の「得意技」をアピールして流れを引き寄せる

剣道では体重ごとの階級制を採用している競技と違い、どのような体格の選手であっても平等に立ち合います。

例えば、こちらの動画(7分30秒付近から)で九州学院の梶谷彪雅選手と麗澤瑞浪の森越選手の剣道を見ると身長差が明らかです(試合は梶谷選手の勝利。7分30秒付近の梶谷選手の試合から動画は開始しますが、繰り返し見ようとすると初めからになってしまいますのでご注意ください)。


身長差をものともしない勝利

相手の身長や体つきから剣風をある程度予測して、徐々にその特性を探り合いながら試合を進めていくことになります。

そこで重要となるのが「得意技」の有無です。

例えば長身の選手であれば遠間からの飛び込みメン、小柄な選手であれば懐に入り込む出ばなゴテ等々、得意とする技の傾向を体格から想像することができますが、それ以外で相手にとって「脅威」となるような技を身に付けておくことがポイントです。

つまり、相手がこちらの動きを警戒して慎重にならざるを得ない、という技があれば一方的に打たれることはなくなり、それを手がかりにしてこちらの優位性を確保できる可能性が高まるのです。

ただし、相手も即座に対応策を講じてくるため、多用するのではなく相手に不気味さや警戒心といった精神的プレッシャーを与える効果を狙うことも戦術のひとつです。

「意外性」を見せつけて相手をかく乱して流れをものにする

いわばすべての試合が無差別級である剣道では、相手の体格によってある程度の剣風を予測することを前述しました。

しかし、その予測の裏をかくのが戦術であり、試合の流れや主導権を自身のものにするポイントでもあるのです。

例えば、長身でリーチのある先取なら飛び込みメンが得意かと思いきや、あえて懐に入っての抜きドウも打てる、といった例や、小柄な選手ながら積極果敢に長身の試合相手のメンを狙いにいく、といった例などの「意外性」が大きな武器になります。

これはつまり相手にとっての「セオリーを崩す」ということであり、剣風が予測と違うほどに対策が変化するため、この点で主導権を握る可能性が高くなります。

背が高いから、小柄だから、と自らステレオタイプな傾向に当てはめるのではなく、自由自在な「意外性」をもって戦局を有利に導きましょう。

思い切った「大技」で相手をひるませて流れをつくる

特に実力が伯仲した相手との試合では、戦局がこう着状態に陥ることがままあります。

そうなるとなかなか決定打が出なくなり、試合運びも千日手となりがちです。

そんな時、一挙に試合の流れを変えて主導権を握ることのできる技として、思い切った「大技」があります。

例えば一歩大きく攻めてからの逆ドウや、担ぎメン、または諸手ヅキ等々、通常の試合では動作の大きさからくるリスクもあり、あまり多用しないような豪快な技が挙げられます。

これらはたとえ一本として認定されなくても、「打たれた」という事実が相手に与える精神的プレッシャーは相当なものとなります。

相手によって反応はさまざまですが、必死で挽回しようと積極的に攻撃を仕掛けてくるようになったり、逆にさらに防御を固めて慎重さを増したりといった反応が考えられます。

これらの反応は平常心が乱されていることの証拠でもありますから、この点においては仕掛けた側に流れと主導権が移っているといえるでしょう。

大技で決まればよし、そでなくともそれを突破口に新たな攻め口を見出すという冷静さを忘れずに、ここぞという時に試みてほしい方策です。

なお、冒頭でお伝えしたこちらの2016年のインターハイ、九州学院対麗澤瑞浪の試合は、最後にここぞいうときに出した大技とも言える面が見事に決まっています。審判員も驚きを隠せない見事な技でした。


最後の見事な一本

最後の試合では、麗澤瑞浪の小角選手が面で一本を取りますが、そのすぐ後に星子選手が捨て身の面で見事に勝利を獲得し、インターハイ4連覇を決めています(動画は、12分31秒から開始されるようにしていますが、一度再生すると初めからになってしまいますのでご注意ください)。

まとめ

剣道の勝負では、できれば自分は打たれずに相手を打ちたい、というのが本心でしょう。

しかし、自分が打てるということは相手にとっても打てる間合いであり、その逆もまた然りだということを肝に銘ずるべきでしょう。

どのような技も思い切った捨て身の気構えがないと成功せず、どんな場合も後手や受けにまわってしまったのでは勝ち目はありません。

試合の流れや主導権を自分のものにするためには、さまざまなテクニックも重要ですが、何よりも勝負に対する強い意思と、決して退かないという「気迫」が肝心です。

積極果敢に前に出る、攻めの姿勢を大切にして試合に臨みましょう。

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